新・供述調書
つれづれなるままに綴られる・・・

夕暮れが近づいてくる

私の人生の〜♪

入院ドキュメント、その3

面会時間終了の20時が近づき、献身的に付き添ってくれたワイフ(シャーロット・K・フォックス)は、嵐の中帰路へついた。
ありがとう!エリー。

この頃には、だんだん麻酔が覚めてきて、氷が解けるように腕の感覚が戻ってきた。
最初は肘だけが動くようになり、「骨を持ち上げている」感覚。これ、結構面白かった。
そして、親指から順に指も動くようになった。
おかげでなんとか、パンツも自分独りで下ろせるようになった。
が、瓶の蓋を開けられるまでには、まだなっていない。
同時に痛みも戻ってきたからだ。

さて、この病院の消灯時刻は21時。それを過ぎると、病室内での作業はおろか、物音を立てるのもご法度。って雰囲気。
なので、スマホやらマックやらを持って、「デイルーム」に移動。
とりあえず24時間通常営業のここで、眠くなるまで過ごすことにする。
もちろん飲酒などできない。

自慢じゃないが、日付が変わる前に眠ると、必ず1時とか2時とかに目が覚めて、それから眠れなくなる。
酒が入っててこれだから、シラフだともっと眠りが浅くなる。これは大問題だ。
せめて日付が変わるまで、のんびりと過ごすことにする。

なわけで、しばしここでネットしたり、たまったドラマを消化したり。
看護師さんたちは、こんな時間でも忙しく走り回っている。本当に大変な仕事だ。

日付を超えて少しした頃、ようやく眠気らしきものを感じたので、とりあえず店じまいして、部屋へ戻ってみる。
傷口がズキズキしてきたので、強目の痛み止めを服用すると、いい感じに眠くなってきたので、就寝。


ところで、前にも書いたけど、オレ以外の同部屋の3人は、皆さん病人。
具体的に書くと、3人とも70代の肺がん患者。
なぜ分かるかというと、回診の意思や、看護師との会話。
「今回はこの抗ガン剤で…」とか
「痛み止め変えてみましょうね」など、様々な会話が全て筒抜けで、もうプライバシーとか何処へやら。

いざ、眠りにつこうとすると、彼らの激しい息づかいやら、呻き声が部屋中に充満している。
皆さん本当に苦しそうで、ナースコールする人なんかもおり、とてもじゃないけど、眠れない…

再度デイルームに戻り、またしばしの時を過ごす。

2時ごろ、再び部屋に戻ると、皆さんやや落ち着いておられるようだ。
ようやく寝ようとすると、今度は自分だ。

今回は指の手術だったが、顔面もかなりやられており、鼻にはガーゼが奥まで詰まったまま。
これは、骨折の治療のためだ。よって、強制的に口呼吸しなければならないんだけど、眠りそうになると自動的に口が閉じ、鼻呼吸しようとして、「フガー」とか「ビフォー」とか変な音を立て、自分でも驚いて目が覚めてしまう。
きっと周りにも迷惑だろう。そう思うと、また眠れなくなる。

唇の内側もズタズタに切れていて、ちょうど修復期に入りかけているらしく、口を閉じてしばらく寝ると、上唇と下唇がくっついてしまう。
それをびりっと剥がすと、これがまた痛い。

そんなこんなで、寝たり覚めたりしながらもう朝の4時。

起床が6時となっており、ようやく寝付くも、緊張して5時半には目覚めてしまう。

さて、ワタクシ勝手に病院の起床時間を、「時間ぴったりに何か音楽が鳴って、職員が起こしに来る」みたいなイメージを勝手に抱いていたのですが、全くそんなことはないんですね〜
ま、考えてみれば当たり前だよね。いろんな具合の人がいるんだし。
実際、6時になっても誰一人起きる気配がない。

結局、この部屋ではオレだけが起床。仕方なく息を殺しながら、そ〜っと部屋を抜け出し、またまたデイルームへ。
台風一過の朝、東京タワーと増上寺が、オレを迎えてくれた。

170707_IMG_4785.jpg



海外ツアーの朝のルーティーンと同じく、コーヒー&新聞。ここから1日を始めることにする。
あ、コーヒーもカップも自宅から持参したものである。
持ってきてよかった♪

170707_IMG_4786.jpg


朝食は8時の予定。まだ2時間近くあるので、その前に第一ブレックファースト。
これは病院内のローソンで昨日買っておいたもの。
ビバ!先割れスプーン!!!


170707_IMG_4787.jpg


そして、これが第二ブレックファースト。
基本的にパンと野菜のみ。第一を食っておいてよかった。
ちなみに、手が不自由なため、オレンジは皮を剥くことができず、直でかぶりついたら、顔やら口やらにやたらしみて、死ぬかと思った。敗北。

170707_IMG_4792.jpg


通常ならこの後、すぐに退院となるはずだったが、昨夜、担当のナース(はるな愛)と交渉してみたところ「昼食を食べてからチェックアウト」という神対応をしていただくことになっていた。
何せ、昨夜の昼食はあまりにアレだったからな〜

ってことで、シャワーなんかにも挑戦。黄金の左手は防水加工してもらった。

170707_IMG_4795.jpg



そして、昼頃、幸せを運ぶワゴンがやってきた。

170707.jpg


最後の昼食がこれ。

170707_IMG_4797.jpg



麦ご飯にもやしのナムルに、青椒肉絲にエビのあんかけの何か。
右上のはたくあんかと思ったら、マンゴーだった。
ほんまに旨し!下手な航空会社の機内食は軽く凌駕しています。
これを食えずに、ビスケットを食わされている人がどこかにいるのかと思うと、申し訳ない!

そして、最後の回診。お見えになったのは、今回がお初となる若い先生(オダギリジョー)。
ここでもう一度確認してみる。
「何か、やっちゃいけないことってありますか?」
「絶対に患部をぶつけないでください」

やっぱり酒はOKなんだ(・∀・)


正午過ぎ、荷造りを終え、フロントで精算し、長かった1泊2日の入院生活を無事に終えることができたのでした。

この間、本当に多くの方々から、応援のメッセージをいただきました。
これがどれだけ力になったことか。本当にありがとうございました( ´ ▽ ` )ノ
戦いはまだまだ続くけど、頑張って完治を目指しますよ〜!!

って、実は顔面がまだぐしゃぐしゃなんだけど、どうするんだろう?これ(・∀・)
コメント
この記事へのコメント
退院おめでとうございます。これからが大変だと思いますが無理をせず頑張ってください。お大事に。
2017/07/07 (金) 23:21:26 | URL | まほら #-[ 編集]
無事に退院おめでとうございます(^O^)新たな領さんの1面を知って微笑ましいです。ミカン→オレンジゼリーか代替物が頼めば可能だったと思いますが…ゆっくり療養してくださいね。形成外科でお顔も大丈夫だと思います。領さんの退院に乾杯~(^_^)v
2017/07/08 (土) 05:44:55 | URL | 関西人 #-[ 編集]
あっはっはっ!奥さんが日本人じゃなくなってる!
おもしろおかしくblog書いてくれて楽しませてくれてる領さんに涙😢まだまだ痛いはずなのに。

だからアルコールはだめですよ。

領さんの鼻の穴が一つになろうが口避け男になろうが、私達ファンはついていきますよ、ご安心を。怖いもの見たさで今の『藤尾領』をちょいと見てみたい気もします。
2017/07/09 (日) 10:07:12 | URL | しろあ #w6B0fX.w[ 編集]
>まほらさん
ありがとうございます!!
無理をするための退院だったりもしますが、頑張ります( ´ ▽ ` )ノ

>関西人さん
なるほど、そんな臨時オーダーもできるのですね。
勉強になります!

>しろあさん
残念ながら、元通りのいい男に戻りつつあります。
そのうち顔面の変遷でもアップしますねw
2017/07/11 (火) 15:38:54 | URL | ryo #-[ 編集]
コメントを投稿する
URL:
Comment:
Pass:
秘密: 管理者にだけ表示を許可する
 
トラックバック
この記事のトラックバックURL
この記事へのトラックバック
copyright © 2005 新・供述調書 all rights reserved.
Powered by FC2ブログ. | Template by Gpapa.