新・供述調書
つれづれなるままに綴られる・・・

夕暮れが近づいてくる

私の人生の〜♪

アトランタ初日、、続き
現地時刻午後4時、予定通り無事に経由地・カナダのトロントに降り立った我々だったが、その後の顛末をまとめる。

トロントのピアソン空港は、実はカナダにありながら、アメリカへの入国手続きができるのだ。
150926_IMG_7076.jpg

我々4人は無事審査を終え…ん?4人?そう、約1名足りない。松田ファイヤがいつの間にかいなくなっていた。五十嵐公太いわく

「入国審査後に消えた」


との事。

実はこの時、彼は別室に連れて行かれていたのだ。アトランタへの渡航目的が、営業行為にあたり、労働ビザが必要だというのだ。バンマス・ゴマジョンイルが出国前に何度もアメリカ大使館に確認したが、

「文化交流なのでビザは発給出来ない」

という結論だったはずなのに…

後で聞いた事だが、別室でファイヤ氏はiPhoneも監視下に置かれ、外部との接触、連絡を一切禁じられていた。つまり、彼に何が起こっていたのか、この時点で我々が知る由もなかった。はずだった。しかしそんな折、彼がテレパシーを送ってきた。

「別室なう」

そう、彼にはアイウォッチというスパイ道具があったのだ。おかげで、ようやく状況を把握する事が出来た。が、この時点では

「ああ、いつものアレか」

ぐらいな認識だった。これまで、米国に来るたび、誰かしら別室に連行され、何だかんだといちゃもんをつけられ、小一時間ほど放置されたのち釈放、という嫌がらせを受けていたのだ。

「とりあえずラウンジに移動して、ビールでも飲みながら作戦を練ろう」

お気楽なものである。さて、飲み食いし放題、トイレもシャワーもWi-Fiも完備、という完璧な環境で、ヤツの釈放を待つ。
150926_IMG_7083.jpg


やがて、ヤーファイが別室から、監視の目をくぐりながら、途切れ途切れに情報を送ってくる。

「駄目でした。残念ながら皆さんも道連れです」

ちょっと待て。これはいつもの状況とは違うかも…

「現地オーガナイザから連絡させます。とりあえず電話ぐらいはできる状況ですか?」

とのゴマジョンイルの問いにも

「むり」

…二文字打つのがやっと。変換さえままならない状から、現場の緊張感が伝わる。

「皆さんも指名手配されと」

日本語の誤りで事の深刻さを感じる。
どうやら、最悪はこのまま帰国という事になりそうだ、と気づき、ワタシが次に取った行動、それはシャワーと着替え。

12時間の旅を終え、ここからまた同じ道を戻るなら、一度リセットする事が必要だ。

とっとと出頭するか、とも考えたが、ここで自首すると、ヤーファイがテレパシーを送ってきた事を自ら白状するようなものだ。
ここは、搭乗ゲートに然るべきタイミングで現れ、向こうから探させるのがベストだろう。

という事で、ボーディングタイムちょい前の午後8時、ラウンジを後にして、すぐ近くにあるゲートへ、と、その途中で、アメリカの入国管理官2名が

「パスポート見せろ」と寄ってきた。

さすが指名手配だけあって、人相書きも入手済みだったようだ。
彼らのエスコートで、先ほどパスしたイミグレのすぐ脇にある「別室」へ。

150926_IMG_7091.jpg

(連行されていく様子)



するとそこには、疲弊し切った松ファイが、いかにも頭の堅そうなブラック・ファット・ウーマンと対峙していた。
そして何故かエアカナダの職員の女性が、通訳として加勢してくれていた。
そこに、うちのジョンイルも加わって食い下がる。

「とにかく現地のイベンターと話してみてくれ、イベントの詳細が分かるから」

「ダメ。外部との連絡は禁じられている。イベントの詳細は、ウェブサイトで確認済み。」


話は平行線のまま、時間だけが過ぎてゆく。
午後11時、交渉は決裂。とにかく今日はどうにもならないようなので、日米の関係各位と連絡を取り、明日また出直す事になった。

という事で、この日はカナダに入国。

バゲージも全員分吐き出され
150926_IMG_7099.jpg


と、ここから更に大活躍してくれたのが、先ほど登場した、エアカナダの日系カナダ人ハツミさんと、カナダ入国後に合流してくれたアヤコさんだ。

まず、今宵のホテルを無償で手配してくれたのだ。(これがまた、かなりの上物で…)

更に、明日のアトランタへの振り替え便、そして最悪の事態も想定し、東京へ戻る便、とりあえず羽田行きはソールドアウトなので、そのキャンセル待ちと、成田への便を、これまた無償で。

しかも、状況に応じて、乗る便が決まった時点で他の便は自動キャンゼル出来るようにしてくれた。
今回の件、エアカナダは何一つ悪くないのに…

こういう事が、一職員の裁量で進められるというのも凄い事だが、諸々手続きを終えた頃、すでに日付が変わっていた。
これはもはや業務ではない。ボランティアだ。

心より感謝を述べ、一緒に記念撮影し、ラブタンTシャツをプレゼント
150926_IMG_7109.jpg

して、お別れ。
本当にありがとうございました<(_"_)>



さて、シャトルバスにて移動し
150926_IMG_7116.jpg



到着したのがこのホテル。到着したのは1時前。
150926_IMG_7119.jpg



まだ先が見えないけど、シャワーもベッドもWi-Fiもあり、何よりプライバシーが確保されているという安心感。
150926_IMG_7123.jpg

150926_IMG_7126.jpg



スタバのマッシーンまである。
150926_IMG_7131.jpg



メンバー間とはfacebookのメッセンジャーで連絡を取り合いながら、深夜、爆睡への扉を開く。



本当に長い初日だったが、まだまだ旅は波乱に満ちてゆく…
コメント
この記事へのコメント
お疲れ様でした。出端をくじかれた事件ですね。このまま波乱に満ちたツアーにならないことを祈ります。
2015/09/27 (日) 01:18:03 | URL | まほら #-[ 編集]
>まほらさん
波乱に満ちながらも、短いツアーでした…
2015/09/28 (月) 18:02:37 | URL | ryo #-[ 編集]
コメントを投稿する
URL:
Comment:
Pass:
秘密: 管理者にだけ表示を許可する
 
トラックバック
この記事のトラックバックURL
この記事へのトラックバック
copyright © 2005 新・供述調書 all rights reserved.
Powered by FC2ブログ. | Template by Gpapa.