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新・供述調書
つれづれなるままに綴られる・・・

夕暮れが近づいてくる

私の人生の〜♪

【小説】「KID」
産経新聞で、GW明けぐらいから連載されている相葉ひでお相場相場英雄原作の小説。
基本、新聞の小説は斜め読みすることが多いのだが、この作品は結構ハードボイルド調で、初回からかなり釘付けになっている。
主人公は自衛隊の特殊部隊出身で、現在は国際的な用心棒業を営む城戸。でタイトルが「KID」ってあたりはちょっとベタだが、とにかくアクション満載で毎日飽きさせない作り。
朝からテンションが上がるのである。
新聞に連載されている小説ということは、おそらく新聞での連載が終わらないと、他で読むことは出来ないので、産経新聞の購読者でない方は、本として出版されたら是非読んでみていただきたい。
映画化されるとしたら、主演はトム・クルーズで間違いないだろう。
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アーサー・ウェイリーの「源氏物語」
あの紫式部が1000年前に書いた「源氏物語」を、イギリス人のアーサー・ウェイリーという人が英訳し、世界に広めたのが1920年代。
その100年後の今、さらに俳人の毬矢まりえさんと詩人の森山恵さん(姉妹らしいです)がそれをもう一度日本語訳したのがこの本。
図書館で借りて来たけど、分厚いです。600ページ以上もあるけど、これまだ第1巻。
その中身は、とても不思議な世界。
シャイニング・プリンス・ゲンジが誕生するところから始まるが、いきなりカタカナがたくさん並ぶ。

いつの時代のことでしたか、あるエンペラーの宮廷での物語でございます。
ワードローブのレディ、ベッドチェンバーのレディなど、後宮にはそれはそれは数多くの女性が仕えておりました。
その中に一人、エンペラーのご寵愛を一身に集める女性がおりました。


のっけからこんな感じ。
なんかキラキラしていて、国籍不明の少女漫画のような世界観で、とても新鮮。

ちなみに、1000年前の原文は
いづれの御時にか、女御、更衣あまた候ひ給ひける中に、いとやむごとなき際にはあらぬが、すぐれて 時めき給ふありけり。 

現代語訳は
どの天皇の時代であったでしょうか、女御や更衣がたくさん(天皇に)お仕え申し上げていらっしゃった中に、それほど高貴な身分ではない方で、際だって帝のご寵愛を受けていらっしゃる方がいました。 



ウェイリーの英訳
At the Court of an Emperor(he lived in matters not when)there was among the many gentlewomen of the Wardrobe and Chamber one,who though she was not of very high rank was favoured far beyond all the rest.


機会があったら、原文、現代語訳、英訳とこれを読み比べて見たいもんだが、多分全て読むのに10年ぐらいかかるだろう。


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殺人犯はそこにいる

一時、ヤフーニュースのトップにもなった記事。
「Amazonプライムオリジナルのドラマが、パクりなのではないか」
ドラマは「チェイス」というタイトルで、パクられ元とされるのがこの「殺人犯はそこにいる」という本。
「足利事件」という、1990年に起こった幼女誘拐・殺人事件を扱ったノンフィクションで、当時テレビ局のディレクターだった清水潔が、取材に取材を重ねて、犯人として無期懲役判決を受け、服役していた菅谷氏の冤罪を証明するに至るまでのドキュメント。
前述の「パクりドラマ」と言われるものが、どれだけパクりなのか、そして何が問題とされているのかが知りたくて、まずは配信されているドラマ6話を一気に観た。
ドラマに関しては、また機会を見て書こうと思うが、まずはこの本の威力に圧倒された。
著者は以前、雑誌「FOCUS」の記者だった時にも「桶川ストーカー事件」を取材し、埼玉県警の失態をあぶり出し、被害者家族の名誉を回復させるなどの功績を、メディアという立場からあげている。
そして、この「足利事件」でも、菅谷さんの名誉を回復させるだけではなく、同じような時期に、近場で起こっていた類似の事件との関連を指摘。つまり、菅谷さんが犯人ではないということは、他に「殺人犯が存在する」、つまりまだ事件は起こり得るという警鐘を鳴らしているのだ。
同時に、栃木県警の、当時のずさんな捜査も厳しく追及。清水氏がほじくり返さなかったら、事件の真相は、菅谷さんとともに、永遠に闇に葬り去られたと思うと、背筋が凍るね。
いや、真相は未だに闇の中なんだけど…(清水氏的にはそうではないのだが、これ以上はネタバレになるので…)
きっと似たようなケースは、他にもゴロゴロ転がってるのだろう。
この人の本を読むと、いかに警察という組織がいい加減なものかと、憂鬱な気分になる。
もちろん、優秀な警察官はもっといるだろうし、日本の治安は、諸外国に比べ格段に良いという事実もあるけどね。

【本】「考証要集」
大河ドラマなどで「時代考証」としてクレジットされてた方で、現在はNHKのチーフディレクターをされている大森洋平さんという方の本。
「この時代にこの言葉はあったのか?」的なことを、辞典風にまとめたもの。
例えば
「平安時代にキス(kiss)はあったか?」
とか
「桜田門外の変で水戸藩士が使用した銃はなんだったか?」
「武家屋敷に表札はあったのか?」

など。それぞれの由来や、どんな場面で使われるのが正しいのかなど、シンプルに解説している。
パラパラめくってるだけでかなり面白い。
一つだけネタバレ。
「『必要』という単語は、明治時代に作られたもので、それ以前の時代劇で使用されるのはおかしい」



『立川談志 まくらコレクション 夜明けを待つべし』


タイトル通り、故・立川談志師匠の「まくら」を文字に起こした本。
時事ネタなども絡めた、かなり際どいものだったり、とんでもないイリュージョン的話術だったり、文字で読んでも談志師匠の狂気と天才ぶりが伝わってくる一冊だった。
面白いのは、本の最後にQRコードが付いていて、実際のネタを何本か、スマホで聴く事が出来る点。
これは読んでおくべし。




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